【特集】現地ルポ 私がみた揺れる米国社会 〜軍隊化する警察に殺される市民たち〜
今年5月に起きたジョージ・フロイドさんの事件に関して寄稿を書きました。
言葉を紡ぎ出すまでにとても時間がかかりました。
全米各地で怒りの炎が燃え上がり「ブラック・ライブズ・マター」が津波のように社会全体を揺さぶったこの3ヶ月。
人種差別という視点で報じれ、語られてきた事件ですが「本当にそうなのだろうか」という疑問がずっと私の胸中にありました。
フロイドさんは黒人だから殺されたのだろうか。
私は、この問題の根底にあるアメリカ社会の根本的な歪みを、病巣を、見破りたかった。
社会を観察し、思考を巡らせ、自分の言葉を見つけるまで3ヶ月もかかったけど、ようやく一本の記事にまとまりました。
「軍隊化する警察に殺される市民たち」
浮き彫りになったのは、軍隊と警察に共通する暴力構造と、近年軍隊化するアメリカの警察の実態でした。
沖縄戦における日本軍の構造的暴力の問題を取材してきた私にとって、アフガンやイラクなど国外の戦場で米国が行ってきた殺人暴力行為の縮図が、今、米国社会に立ち現れているように思えてなりません。
これは、私の、あなたの問題。
人種差別反対運動やBLMを「ムーブメント」で終わらせないために、ぜひご一読ください。
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